棟方志功作品
鐘溪頌 「若栗の柵」(画像:上)
昭和20(1945)年 45.4×32.7㎝
鐘溪頌 「竜巻の柵」(画像:下)
昭和20(1945)年 45.4×32.7㎝
棟方志功が戦後最初に手掛けた大作である鐘溪頌は、「此岸」に始まって「彼岸」で終わる全24柵から成り、まっ白な身体のものとまっ黒な身体のものを交互に配置して、どこまでもつらなるような市松模様のようにつくられています。
1946年の第2回日展には、「貝族」「竜胆」「風聞」「雷紋」の4作品を出品し岡田賞を受賞しています。
また1956年の第28回ヴェネツィア・ビエンナーレでは、二菩薩釈迦十大弟子などとともに出品され、国際版画大賞を受賞しています。